青赤ペインターと《ダク・フェイデン》
2014年8月27日 MTG
日本レガシー選手権2014のメタゲームが公開されています。あの激戦が思い出されますねー
http://www.bigmagic.net/gpkobe2014/coverage/014.html
もっとも多かったのはSneak & Showで、使用者11人と約10人に1人の割合。次点のBUG Delverは10人ながら、同色のBUG続唱も含めると14人と最大勢力はBUG系だったといえるかもしれない(全然違うだろ!とのツッコミはご容赦ください)。
そんな中でペインターはたったの2人。しかも2人ともSCG等でよく見る赤単(もしくは赤t白)の『Imperial Painter』ではなく青赤ペインターを使っていた!1人は俺なんでどうでもいいんですが、もう1人のプレイヤーS氏は実績・構築力ともに凄い人だったので、彼のデッキについて悪い頭で考えてみたいと思います。
http://www.bigmagic.net/gpkobe2014/coverage/013.html
↑7位で抜けてる方。5連勝からのID×2!凄い!
http://www.bigmagic.net/gpkobe2014/coverage/008.html
観戦記事にも出てます。凄い!
S氏のデッキで目を引くのは、メインに3枚採用された《ダク・フェイデン》。
青赤ペインターにおいては[+1]能力でコンボパーツや妨害への解答を探しながら、状況に応じて[-2]を使う(装備品を奪う、妨害ファクトを奪って溶接工の種にする等)といった用法になると推測。
だいたいは[+1]連打することになると思われるので、《炎の稲妻》と《綿密な分析》というFB呪文をメインから採用してます。そもそも《綿密な分析》はコストが重いのでFBで使う気満々ですね。隠れた仕事人《ゴブリンの溶接工》が場に出ていれば、あえてコンボパーツを墓地に送り溶接工の能力でマナを支払わず(かつカウンターされず)場に出すことも考えられ、こんなことを初回以外ノーコストでやられてはたまりません。
また《オパールのモックス》と大量の軽量アーティファクト及びアーティファクト土地を擁する青赤ペインターでは、2ターン目に着地させられる可能性が高いことも加点要素。さらに、万が一奥義に到達した場合には紅蓮破でパーマネントをパクりまくれます。つ、強い(^ω^;
こんなにもデッキにかみ合っていて強い《ダク・フェイデン》ですが俺のデッキには入ってません。理由は以前試しに1枚差していまひとつだったから 青赤ペインターの強みである「スピード」を落としてしまうのではないか?と考えたから(1枚差し程度じゃ何もわからねぇよ!とのツッコミはお控えください)。
青赤ペインターは青を取り入れることで得た「思案、渦まく知識、Transmute Artifact、直観」といった強力なドロー&サーチによって速やかにコンボパーツを集めることができ、《ライオンの瞳のダイアモンド》を用いれば1ターンでのコンボ達成も可能です。これに対して《ダク・フェイデン》は、出した次のターンからは強力なルーターとして機能するものの3マナと重く、[+1]はドローと違って手札が増えないし、サーチと違ってほしいものが確実に手に入るわけでもありません。また、以前《精神を刻む者、ジェイス》をメイン採用していた時の経験から、「相手への解答・プレッシャーにならない、単独で勝ち手段たりえないPWはスピードを殺してまで採用する必要はない」と考えており、以上の理由と合わせて採用を回避していました。
しかし今回S氏のデッキが結果を残したこと、あまつさえ自分よりも先にスイスドローを抜けたことから、構築次第でカードを生かすことも殺すこともできるんだと改めて実感させられました。また、同じ系統のデッキでもアプローチによってこんなに違ってくるんだと、構築の面白さ・奥深さを垣間見た気がします。
今回S氏から得た着想・知識を糧に、自分の青赤ペインターも自由に、より強く育てていきたいですね。
※なお、S氏のデッキはレガシーデッキテクのページで本人のコメントと共に紹介されるそうです。楽しみですね!
http://www.bigmagic.net/gpkobe2014/coverage/014.html
もっとも多かったのはSneak & Showで、使用者11人と約10人に1人の割合。次点のBUG Delverは10人ながら、同色のBUG続唱も含めると14人と最大勢力はBUG系だったといえるかもしれない(全然違うだろ!とのツッコミはご容赦ください)。
そんな中でペインターはたったの2人。しかも2人ともSCG等でよく見る赤単(もしくは赤t白)の『Imperial Painter』ではなく青赤ペインターを使っていた!1人は俺なんでどうでもいいんですが、もう1人のプレイヤーS氏は実績・構築力ともに凄い人だったので、彼のデッキについて悪い頭で考えてみたいと思います。
http://www.bigmagic.net/gpkobe2014/coverage/013.html
↑7位で抜けてる方。5連勝からのID×2!凄い!
http://www.bigmagic.net/gpkobe2014/coverage/008.html
観戦記事にも出てます。凄い!
S氏のデッキで目を引くのは、メインに3枚採用された《ダク・フェイデン》。
Dack Fayden / ダク・フェイデン (1)(青)(赤)
プレインズウォーカー — ダク(Dack)
[+1]:プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはカードを2枚引き、その後カードを2枚捨てる。
[-2]:アーティファクト1つを対象とし、それのコントロールを得る。
[-6]:あなたは「あなたがパーマネント1つ以上対象とする呪文を1つ唱えるたび、それらのパーマネントのコントロールを得る。」を持つ紋章を得る。
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青赤ペインターにおいては[+1]能力でコンボパーツや妨害への解答を探しながら、状況に応じて[-2]を使う(装備品を奪う、妨害ファクトを奪って溶接工の種にする等)といった用法になると推測。
だいたいは[+1]連打することになると思われるので、《炎の稲妻》と《綿密な分析》というFB呪文をメインから採用してます。そもそも《綿密な分析》はコストが重いのでFBで使う気満々ですね。隠れた仕事人《ゴブリンの溶接工》が場に出ていれば、あえてコンボパーツを墓地に送り溶接工の能力でマナを支払わず(かつカウンターされず)場に出すことも考えられ、こんなことを初回以外ノーコストでやられてはたまりません。
また《オパールのモックス》と大量の軽量アーティファクト及びアーティファクト土地を擁する青赤ペインターでは、2ターン目に着地させられる可能性が高いことも加点要素。さらに、万が一奥義に到達した場合には紅蓮破でパーマネントをパクりまくれます。つ、強い(^ω^;
こんなにもデッキにかみ合っていて強い《ダク・フェイデン》ですが俺のデッキには入ってません。理由は
青赤ペインターは青を取り入れることで得た「思案、渦まく知識、Transmute Artifact、直観」といった強力なドロー&サーチによって速やかにコンボパーツを集めることができ、《ライオンの瞳のダイアモンド》を用いれば1ターンでのコンボ達成も可能です。これに対して《ダク・フェイデン》は、出した次のターンからは強力なルーターとして機能するものの3マナと重く、[+1]はドローと違って手札が増えないし、サーチと違ってほしいものが確実に手に入るわけでもありません。また、以前《精神を刻む者、ジェイス》をメイン採用していた時の経験から、「相手への解答・プレッシャーにならない、単独で勝ち手段たりえないPWはスピードを殺してまで採用する必要はない」と考えており、以上の理由と合わせて採用を回避していました。
しかし今回S氏のデッキが結果を残したこと、あまつさえ自分よりも先にスイスドローを抜けたことから、構築次第でカードを生かすことも殺すこともできるんだと改めて実感させられました。また、同じ系統のデッキでもアプローチによってこんなに違ってくるんだと、構築の面白さ・奥深さを垣間見た気がします。
今回S氏から得た着想・知識を糧に、自分の青赤ペインターも自由に、より強く育てていきたいですね。
※なお、S氏のデッキはレガシーデッキテクのページで本人のコメントと共に紹介されるそうです。楽しみですね!
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